猫毛色とパターン

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猫毛色とパターン
様々な毛の色と模様のパターンがあります。1本の毛の途中で毛色が違っていたり、アンダーカバーとガードカバーの色の組み合わせ、品種ごとの色合いや、全体の印象の違いなど多くのカラーがあります。
イエネコの祖先となるリビアヤマネコは、コントラストの薄いグレー地にブラックのタビー模様をしています。
元々猫の毛はアグーチと呼ばれる1本1本の毛に色の違った帯のあるカラーをしてティッキングと呼ばれています。
タビーの縞模様がある被毛が本来の猫カラーです。
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 猫毛色とパターン

★ 基本カラー
: 野生猫の縞に見られる黒いカラーの遺伝子は
  多くの猫が持っている
: 野生猫には白いカラーを持つ猫はいない。
  また、白いカラーは優性遺伝で他の毛色を迎え
  て発現する
: 濃い焦げ茶からレッドとも呼ばれ鮮やかな
  オレンジ、シナモンなど濃度の違いで多くの
  毛色の元になる
★ 他カラー
ダイリュート : 毛の色を薄くする突然変異遺伝子
  (1本の毛色が途中で違っている)
  代表的な毛の長いペルシャンなど非常に多くの
  カラーパターンを持つ

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1) ソリッド {単色}

    ブラック
    ブルー
    レッド
    クリーム
    ホワイト
    ライラック
    チョコレート

2) タビー {オーバーコート根元から3分の1と3分の
         2毛先がカラー}縞模様

    シルバータビー
    セピア・テイックド・タビー
    レッド・ティックド・タビー
    エボニー・シルバー・テイックド・タビー
    ブラウン・マッカレル・タビー <ストライブド・タビー>=虎柄

    チョコレート・スポッテッド・タビー
        <バラ斑>=ストライブが途切れスポット模様
 

    シナモン・シルバー・スポッテッド・タビー
    カメオ・タビー
    ブラウン・タビー
    シルバー・パッチド・タビー
    ブラウン・パッチド・タビー
    ブラウン・マーブルド・タビー

     
3) シルバー&ゴールデン    

     チンチラ・シルバー
     チンチラ・ゴールデン
     シェーデッド・シルバー
     シェーデッド・ゴールデン

4) スモーク&シェーデッド

     ブラック・スモーク
     ブルークリーム・スモーク
     トーティシェル・スモーク
     シェル・カメオ

5) パーティカラー

     トーティシェル
      <トーティとは黒と茶、黒とオレンジなど、細かいモザイクの
         ような模様。
        「モザイク模様をした陸ガメの甲羅のような」という意味>

     ブルークリーム

6) キャリコ&バイカラー
        <バイカラーとは、二毛のこと。 白と他色の大きいパッチ>

     ブラック&ホワイト
     キャリコ(トーティ&ホワイト)=日本でいう三毛
     クリーム&ホワイト
     ダイリュート・キャリコ(ブルートーティ&ホワイト)

7) タビー&ホワイト
        <バイカラーの色のついたパッチにタビー模様>

     ブルー・パッチド・マッカレル・タビー&ホワイト
     ブラウン・パッチド・タビー&ホワイト
     ブラウン・パッチド・スポッテッド・タビー&ホワイト
     レッド・ティックド・タビー&ホワイト
     レッド・タビー&ホワイト

8) ポインテッド
      <耳、顔部、四肢、尾、に色の濃い部分がある>シャム模様

     シール・ポイント
     トーティ・ポイント
     ブルー・ポイント
     シール・リンクス・ポイント
     フレイム(レッド)・ポイント
     プラチナ・ミンク
     セーブル

9) ポインテッド&ホワイト

     ブルー・ポイント・ミテッド
        <ミテッド=顔や四肢の先端が白い>
     シール・ポイント・ミテッド
     シール・トーティ・リンクス・ポイント・ミテッド
     シール・ポイント&ホワイト・バイカラー
     ライラック・ポイント&ホワイト・バイカラー

   バン・パターン  
      <頭と尾だけに模様があり他は白い:白い部分が多い

     バン・キャリコ
     バン・バイカラー


 上記6)のキャリコ(トーティ&ホワイト)三毛について

レッドを発現する遺伝子は、性染色体のX染色体の上にある


性染色体
  XX =雌 {キャリコ(トーティ&ホワイト)}
  XY =雄 {レッドの遺伝子が揃わず、
          キャリコ(トーティ&ホワイト)にはならない}


しかし、まれに数万頭に1頭の割合で、雄のキャリコ(トーティ&ホワイト)が、生まれることがある。 
この場合、染色体は、XXY=雄 になるが、ほとんど繁殖能力がなく、極めてまれに、繁殖能力のある雄の三毛が生まれても、
その子猫の雄の三毛は、繁殖能力は、ありません。
また、雌に求愛したり、求愛されることも、ないようです。

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